発芽野菜 は天然のサプリメント
発芽野菜とは?
野菜の種が発芽したものです。
それぞれの野菜の赤ちゃんになります。
天然のサプリメント
発芽のパワー
なぜ、天然のサプリメントなのか
「発芽野菜」に詳しい大澤俊彦先生(名古屋大学名誉教授、愛知学院大学心身科学部教授)
にお話しを聞きました。
大澤俊彦(おおさわ・としひこ)先生
名古屋大学名誉教授、愛知学院大学心身科学部教授。農学博士。
1946年、兵庫県生まれ。1974年、東京大学大学院農学研究科博士課程修了。
オートストラリア国立大学理学部化学科リサーチフェローを経て、1978年、名古屋大学農学部へ。
助手、助教授、教授を経る。2010年より愛知学院大学心身科学部学部教授(2011-15年同学部長)。
日本フードファクター学会理事長、日本ゴマ科学会会長、日本AOU研究会理事長、日本食品安全協会理事などを歴任。
◆◆「発芽野菜」の発芽パワー◆◆
「発芽野菜」は、野菜の生命力が一番旺盛な時期です。
成熟した野菜とも、種のとも違う機能を保有しています。
例えば、大豆を発芽させた大豆もやしは
大豆に含まれる大豆イソフラボンが
発芽することによって増加することがわかっています。
イソフラボンは高い抗酸化力があることが認められていて
この抗酸化力は、老化の原因となる活性酸素を除去することが可能です。
更にイソフラボンは、女性ホルモンと同様の働きをするため
骨を丈夫にしたり、美肌効果もあります。
また大豆もやしのイソフラボンは増えているだけでなく
発芽する過程で活性型イソフラボンに変化しており
これによって体内への吸収効率も高くなっているのです。
日本人は近年の食生活の変化により
味噌、納豆、豆腐、醤油などの大豆食品を摂取する機会が減少傾向にあります。
その結果、大豆イソフラボンを吸収しにくい体質の人が増えているのです。
そんな現代人にとって、大豆もやしは効率よくイソフラボンを摂取できる食品です。
◆◆「発芽野菜」は、水発酵野菜◆◆
なぜ、「発芽野菜」の方が栄養が増すのか・・・
発芽は発酵とよく似ています。
発酵は、麹菌や乳酸菌を使って変化するのに対して
「発芽野菜」は自力で変化をします。発芽は水を使って変化をとげるため
水発酵と言っても過言ではありません。
この水発酵の時に栄養素が増加したり、種子の状態では無かった栄養素が増えたり
栄養が吸収しやすい状態に変化するのです。
その過程で発芽熱を発するのですが、その発芽熱をそのままにしておくと
自らの発芽熱で死滅してしまうくらい、パワーがあります。
この発芽熱が「発芽野菜」の栄養が変化する象徴とも言えるのです。
「発芽野菜」は少量で、効率的かつ効果的に栄養補給できる食品です。