野菜に夢中!サラダコスモ:簡単便利なカット野菜とモヤシやスプラウト野菜の生産者「サラダコスモ」はロハス(LOHAS)の会社です

小さな袋は、大きな一歩「野菜増し袋」

日本の野菜不足を解消したい

小さな袋は、大きな一歩「野菜増し袋」

研究開発本部 研究開発部

平井 晶子さん

入社4年目 食剤師(デザイナーフーズ認定)の資格をもつ。


カット野菜は救世主

 愛知県田原市で生まれ育ち、

幼い頃から祖父母の営むキャベツ農家の大変さを見て育ちました。

農家の手助けが出来る仕事がしたいとぼんやりと思いながら成長した一八歳の春、

人生の試練を迎えることに。

1年間の浪人生活を送っていた時、

唯一のストレス解消が「美味しいものを食べる」こと。

苦しい時だからこそ自分にとって「食べる」ことがどれだけ大切で大好きか再認識し、

農学部へ進学を決めました。

同時に一人暮らしがスタート。

自炊生活の中で切実に便利さを感じたのが「カット野菜」です。

食事に野菜が必要な事が分かっていても中々取り入れるのが難しい、

面倒だった一人暮らしの救世主が「カット野菜」でした。

サラダコスモのことを知ったのもその頃で

「後ろめたくない商品」を作っている

「人に薦められる商品」という認識があり、

積極的に「サラダコスモ」の「カット野菜」を買っていました。

この時から、今後働く女性が増えるだろうし、

家事との両立は大変だろうと想像できたので

「カット野菜」のような商品がもっと増えれば良いのにと思っていました。

小さな袋は、大きな一歩

サラダコスモに入社して、

現在、発芽野菜(スプラウト)の栄養・機能性の研究をしています。

体にとってどんな栄養素が必要で、

健康に過ごすために、

どんな発芽野菜(スプラウト)を食べるべきかを研究する中で、

見えてきたのは、日本の野菜不足でした。

厚生労働省が推進する「健康日本21」の中で、

成人に必要な野菜の量を1日350gと目標値に定めています。

しかし、実際の摂取量は、男性283g、女性270gに留まっています。

平成18年の男女平均摂取量が約300gだったのに対し、

平成28年の男女平均摂取量は276.5gと序々に減少しています。

核家族化や働く女性の増加など理由は幾つか考えられますが、

もう一つ見逃せないデータが年齢別の野菜摂取量です。

20~29歳の1日平均摂取量が232.4gと特に若者に不足しています。

実家を出て一人暮らしを始めた途端に野菜を食べる機会が減少してしまう。

この結果には、かつての自分の生活からも納得です。

まだ若いので健康に対しての意識が低く、

面倒くさいという気持ちが先になってしまうのも分かります。

どの年代にとっても健康に生きるためには、野菜の栄養素が必要です。

普段から野菜を取る習慣が無い方や、

忙しくて簡単な食事になってしまう方にこそ、

手にとってもらえる商品が出来たら、

少し大げさかもしれませんが「野菜不足の日本」を変えられるのではないかと、

生まれたのが「野菜増し袋」です。

袋のまま電子レンジで2分温めた後は、

カップラーメンに乗せるだけで、

1食分に必要な野菜120gを摂ることができます。

ラーメン屋さんで「野菜増し」を注文する感覚で。

電子レンジで温めるだけなので、

熱に弱い栄養素も逃げません。

「野菜増し袋」で、その一食の野菜摂取量が0%から100%になれば、

野菜不足解消に向けて大きな一歩になるのではと思っています。


【取っけえべえ!42号】


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