肌、乾燥してませんか?
年とともに肌がかさつく、秋冬になると乾燥肌が気になる・・・そんな経験はありませんでしょうか?
肌が乾燥するのは、秋冬だけではありません。
夏もエアコンの空気に当たりすぎたり汗をかきすぎると肌が乾燥することがあります。
肌と水分のしくみ
皮膚は体の外側である表皮と内側の真皮から出来ていて、表皮は蒸発を防ぐ役割を、真皮はヒアルロン酸などが保水する役割を持っています。
肌のうるおいは肌の外側と内側から保たれているのです。
スルフォラファンとお肌のうるおい
加齢や喫煙、紫外線などによって体内では活性酸素が発生します。
その結果、ヒアルロン酸やコラーゲン線維が減少・破壊されて肌のハリが失われたり、肌の乾燥へとつながります。
スルフォラファンの抗酸化作用は、活性酸素を減少させ、ヒアルロン酸を増やすことで肌のうるおいに役立っていると考えられています。
スルフォラファン、どんな食品から?
スルフォラファンはキャベツやブロッコリーに含まれるスルフォラファングルコシノレートが植物酵素ミロシナーゼや腸内細菌によって分解されることで生じます。特にブロッコリーに多く含まれています。
スルフォラファンを含む野菜
- ブロッコリー
- ブロッコリーの新芽/スプラウト
- キャベツ
- 白菜
- カブ
- ケール/ケールスプラウト など
どう食べると良い?
生食した場合、加熱調理した場合に比べ体内へのスルフォラファンとしての吸収率が2-5倍となることが報告されています(2014Olivieroら、2011Clarkeらなど)。
※加熱調理をすると、植物酵素ミロシナーゼが働きません
みじん切りなどの調理法は、スルフォラファンが揮発(空気中に逃げる)してしまうため、
一番のオススメはスルフォラファンスプラウトを生でそのままご利用いただくことです。
更にはよく噛んでお召し上がりいただくこと!吸収量がぐんと上がることが報告されています。
化粧品など外からのうるおい対策に加えて、内からのうるおいにスルフォラファンを取り入れてみてはいかがでしょうか?
参考文献
・Oliviero, Teresa, et al. “In vivo formation and bioavailability of isothiocyanates from glucosinolates in broccoli as affected by processing conditions.” Molecular nutrition & food research 58.7 (2014): 1447-1456.
・Clarke, John D., et al. “Bioavailability and inter-conversion of sulforaphane and erucin in human subjects consuming broccoli sprouts or broccoli supplement in a cross-over study design.” Pharmacological research 64.5 (2011): 456-463.
・Shapiro, Theresa A., et al. “Chemoprotective glucosinolates and isothiocyanates of broccoli sprouts: metabolism and excretion in humans.” Cancer Epidemiology and Prevention Biomarkers 10.5 (2001): 501-508.